Our Favorite City: Riko and Apollo「Our Favorite City」企画の第四回目は、画家のRikoさんとApollo(愛称Popo)が登場。やっと東京も秋の訪れを感じます。都会の中でも落ち葉を踏みしめることができる公園で待ち合わせし、2人のお気に入りの街である南青山を一緒にお散歩しました。
Q. RikoさんとPopoのプロフィールを教えてください。
私はニュージーランド出身で、画家・アート事業の仕事をしています。そしてPopoは1歳10ヶ月のボーダーコリーの男の子です。
Q. Popoとはどんな出会いでしたか?
Popoとの出会いは、東京で長年の友人が飼い始めた時です。ホームパーティーで出会った時にPopoに一目惚れし、それからずっと自称ペットシッターであり、Popoの友達です。
Q. RikoさんとPopoのお散歩ルーティーンを教えてください。
基本的にはいつも行動を共にしています。お散歩をしながら私たちの行きつけのお店に立ち寄ります。Popoはどこに行っても人気者で、行きつけのお店がたくさんあるのです!
今日は青山霊園近くの公園からスタートし、私たちのお気に入りのCafé Maduに行きましょう。
Q. お二人のお気に入りの場所、Cafe Maduはどんな時に行きますか?
ここは、お散歩中の一休みや、お友達とランチ、アート事業のチームとのミーティングなどの際に来ています。隣接しているお店を覗くのも好きです。
Q. Popoとの忘れられない思い出やエピソードを教えてください。
忘れられない思い出・・・それは毎日ですね!
アート事業の立ち上げで忙しかった時、Popoはいつも寄り添って私に元気をくれました。そして、仕事やプライベートで主催した展示会やオークションのほとんどにPopoは来てくれています。そしていつもその場でたくさんの人に可愛がってもらっているのです。
Q. Popoとの出会いの以前に、盲導犬との関わりもあるとうかがいましたが、どのような活動をされていたのですか?
私のお母さんが、盲導犬協会でリタイヤしたわんちゃんのお世話をしていたことをきっかけに、大学卒業後に自分も活動に参加しました。盲導犬は一定の年齢になると、盲導犬という仕事から引退、そして家族(ユーザー)と離れなければなりません。盲導犬として頑張ったワンちゃんは幸せだけれども、疲れている子が多かったです。“ありがとう”の気持ちが少しでも伝われば嬉しいなと思っていました。
Q. Rikoさんがアーティスト活動をスタートするきっかけを教えてください。
アンティークコレクターだった母の影響もあり、小さい頃よりずっと絵画や文化と触れ合うこと、絵を描くことが好きでした。クリエイティブな仕事がしたいと思っていたものの、日本の大学院では化学を専攻していたことから卒業後は化学の知識を生かした仕事をしていました。退職後にニュージーランドへ帰省したのを機に、自分が理想とするクリエイティブな仕事をしてみようと思ったのがきっかけです。
画家になる前は、グラフィックデザインや、イラストレーター、フォトグラファーなどクリエイティブ業界のお仕事からスタートしています。
Q. Rikoさんはどのように作品づくりをしていますか?
化学を学んでいたので、自然の摂理にすごく興味を持っています、そして自然だけでなく、人の行動パターンなど同じ規則性があるものをコンセプトの中心にしています。そして12世紀の絵画や、19世紀の筆の使い方など、人が表現してきたものにインスピレーションを受けながら描いています。
また、幼少期から色々な国に住み、色々なカルチャー(国やコミュニティー)が混じった環境下にいることもインスピレーションになり、絵に影響していると思います。
Q. Rikoさんの作品はどのようにして描くものが決まるのですか?
基本、どこでなにを描くかも決めていないため、何を経験しているかが影響してきます。自分が考えていることや、自分が残したいものを描いているので“絵=自分自身”でもあります。そして、自分の世界観をどの様に反映できるか、考える時間をとても大事にしています。
Q. こちらの三つの作品はどのようにして生まれた作品ですか?
クリエイティブ業界のことはわかってもアート業界のことはわからなかったので、それを知りたいと思い、日本でアート業界での仕事を始めました。そこで一つの大きなオークションが終了し、南フランスで描いたのがこの作品たちです。
二年間アート業界を見て学んで、吸収したこともある。でもそこで今の私は何を考えていて、どのようにアウトプットしたいのかを考えました。そこで出てきたのが“渦巻き”です。渦巻きは人間最古の形であり、ケルト文明を代表する模様に渦巻きがあります。そして、自然の中では貝が育つのも、銀河が成長するのも渦巻き型であり、渦巻き型は生命の象徴としてあります。
そういう形を表現するために、アンモナイトをモチーフに描いたものです。(写真:左)そして小さい二つは、貝殻を太陽と見立てて沈んでいる様子(写真:中央)と、真珠を月と見立てて登っている様子(写真:右)を描いています。どんなに大きくても、小さくても摂理というものは同じであるということがテーマになっています。
Q. 作品作りで難しかったことはありますか。
自分がアート業界で働くようになって、その世界のプロたちがいる中で自分の作品をやってみることにドキドキしました。でもやらないと始まらないし、これが今の私であると思っています。
Q. Öffenの好きなシューズを選んだ理由、好きなポイントを教えてください。
混じり色が大好きです。 今回は緑と紺色に混じりですが、絵でもよく使う配色です。細やかなディテールや、可愛いけどカジュアルにもきちんとも履けるところが好き。そして、通気性が良い点も素足が好きな私にとっては嬉しいポイントでした!
なんとかわいいのでしょう?!海外生活の長いRikoさん。Popoとのコミュニケーションも流暢な英語で、たくさんの芸を最後に披露してくれました。
取材中のカフェでも店主やお客さんから「可愛いね〜」と声をかけられ笑顔でお話する姿が印象的。2人の柔らかい雰囲気と笑顔によって、周りの人たちにも笑顔が連鎖し優しい時間が流れる1日でした!そして取材の後はすぐにロンドンへ行かれると言っていたRikoさん。世界中を飛び回り、世界中から得たインスピレーションから新たな作品を見れることをとっても楽しみにしています。
さて、次は誰とどこを歩こうか?
Enjoy walking with Öffen.
- Rikoが選んでくれた商品はこちらから
- https://shop.offen-gallery.com/items/85174791
Direction & Interviewer: Mai Shiratori
Photographer: Keta Tamamura (TABUN)
Photographer assistant: Manaya Sakaguchi (TABUN)
「Our Favorite City」企画の第四回目は、画家のRikoさんとApollo(愛称Popo)が登場。やっと東京も秋の訪れを感じます。都会の中でも落ち葉を踏みしめることができる公園で待ち合わせし、2人のお気に入りの街である南青山を一緒にお散歩しました。
Q. RikoさんとPopoのプロフィールを教えてください。
私はニュージーランド出身で、画家・アート事業の仕事をしています。そしてPopoは1歳10ヶ月のボーダーコリーの男の子です。
Q. Popoとはどんな出会いでしたか?
Popoとの出会いは、東京で長年の友人が飼い始めた時です。ホームパーティーで出会った時にPopoに一目惚れし、それからずっと自称ペットシッターであり、Popoの友達です。
Q. RikoさんとPopoのお散歩ルーティーンを教えてください。
基本的にはいつも行動を共にしています。お散歩をしながら私たちの行きつけのお店に立ち寄ります。Popoはどこに行っても人気者で、行きつけのお店がたくさんあるのです!
今日は青山霊園近くの公園からスタートし、私たちのお気に入りのCafé Maduに行きましょう。
Q. お二人のお気に入りの場所、Cafe Maduはどんな時に行きますか?
ここは、お散歩中の一休みや、お友達とランチ、アート事業のチームとのミーティングなどの際に来ています。隣接しているお店を覗くのも好きです。
Q. Popoとの忘れられない思い出やエピソードを教えてください。
忘れられない思い出・・・それは毎日ですね!
アート事業の立ち上げで忙しかった時、Popoはいつも寄り添って私に元気をくれました。そして、仕事やプライベートで主催した展示会やオークションのほとんどにPopoは来てくれています。そしていつもその場でたくさんの人に可愛がってもらっているのです。
Q. Popoとの出会いの以前に、盲導犬との関わりもあるとうかがいましたが、どのような活動をされていたのですか?
私のお母さんが、盲導犬協会でリタイヤしたわんちゃんのお世話をしていたことをきっかけに、大学卒業後に自分も活動に参加しました。盲導犬は一定の年齢になると、盲導犬という仕事から引退、そして家族(ユーザー)と離れなければなりません。盲導犬として頑張ったワンちゃんは幸せだけれども、疲れている子が多かったです。“ありがとう”の気持ちが少しでも伝われば嬉しいなと思っていました。
Q. Rikoさんがアーティスト活動をスタートするきっかけを教えてください。
アンティークコレクターだった母の影響もあり、小さい頃よりずっと絵画や文化と触れ合うこと、絵を描くことが好きでした。クリエイティブな仕事がしたいと思っていたものの、日本の大学院では化学を専攻していたことから卒業後は化学の知識を生かした仕事をしていました。退職後にニュージーランドへ帰省したのを機に、自分が理想とするクリエイティブな仕事をしてみようと思ったのがきっかけです。
画家になる前は、グラフィックデザインや、イラストレーター、フォトグラファーなどクリエイティブ業界のお仕事からスタートしています。
Q. Rikoさんはどのように作品づくりをしていますか?
化学を学んでいたので、自然の摂理にすごく興味を持っています、そして自然だけでなく、人の行動パターンなど同じ規則性があるものをコンセプトの中心にしています。そして12世紀の絵画や、19世紀の筆の使い方など、人が表現してきたものにインスピレーションを受けながら描いています。
また、幼少期から色々な国に住み、色々なカルチャー(国やコミュニティー)が混じった環境下にいることもインスピレーションになり、絵に影響していると思います。
Q. Rikoさんの作品はどのようにして描くものが決まるのですか?
基本、どこでなにを描くかも決めていないため、何を経験しているかが影響してきます。自分が考えていることや、自分が残したいものを描いているので“絵=自分自身”でもあります。そして、自分の世界観をどの様に反映できるか、考える時間をとても大事にしています。
Q. こちらの三つの作品はどのようにして生まれた作品ですか?
クリエイティブ業界のことはわかってもアート業界のことはわからなかったので、それを知りたいと思い、日本でアート業界での仕事を始めました。そこで一つの大きなオークションが終了し、南フランスで描いたのがこの作品たちです。
二年間アート業界を見て学んで、吸収したこともある。でもそこで今の私は何を考えていて、どのようにアウトプットしたいのかを考えました。そこで出てきたのが“渦巻き”です。渦巻きは人間最古の形であり、ケルト文明を代表する模様に渦巻きがあります。そして、自然の中では貝が育つのも、銀河が成長するのも渦巻き型であり、渦巻き型は生命の象徴としてあります。
そういう形を表現するために、アンモナイトをモチーフに描いたものです。(写真:左)そして小さい二つは、貝殻を太陽と見立てて沈んでいる様子(写真:中央)と、真珠を月と見立てて登っている様子(写真:右)を描いています。どんなに大きくても、小さくても摂理というものは同じであるということがテーマになっています。
Q. 作品作りで難しかったことはありますか。
自分がアート業界で働くようになって、その世界のプロたちがいる中で自分の作品をやってみることにドキドキしました。でもやらないと始まらないし、これが今の私であると思っています。
Q. Öffenの好きなシューズを選んだ理由、好きなポイントを教えてください。
混じり色が大好きです。 今回は緑と紺色に混じりですが、絵でもよく使う配色です。細やかなディテールや、可愛いけどカジュアルにもきちんとも履けるところが好き。そして、通気性が良い点も素足が好きな私にとっては嬉しいポイントでした!
なんとかわいいのでしょう?!海外生活の長いRikoさん。Popoとのコミュニケーションも流暢な英語で、たくさんの芸を最後に披露してくれました。
取材中のカフェでも店主やお客さんから「可愛いね〜」と声をかけられ笑顔でお話する姿が印象的。2人の柔らかい雰囲気と笑顔によって、周りの人たちにも笑顔が連鎖し優しい時間が流れる1日でした!そして取材の後はすぐにロンドンへ行かれると言っていたRikoさん。世界中を飛び回り、世界中から得たインスピレーションから新たな作品を見れることをとっても楽しみにしています。
さて、次は誰とどこを歩こうか?
Enjoy walking with Öffen.
- Rikoが選んでくれた商品はこちらから
- https://shop.offen-gallery.com/items/85174791
Direction & Interviewer: Mai Shiratori
Photographer: Keta Tamamura (TABUN)
Photographer assistant: Manaya Sakaguchi (TABUN)