沢山洗って長く楽しんでほしい、リサイクル漁網たわしとすすぎゼロ洗剤

オッフェンの靴は「洗えます」とお客さまへお伝えすると「嬉しい!」「助かる!」「白の靴が履ける!」などお声をいただきます。オッフェンの靴に使用している耐久性に優れた再生ポリエステル糸は、繰り返し洗浄しても形が崩れにくく、きれいな状態と快適な履き心地が長持ちします。汚れたら捨てるではなく、長く愛用していただくためにも定期的な洗浄を推奨しています。
海や水の環境配慮に対して私達も考えなければなりません。そこで出会った、地球にやさしい<網エコたわし>と<hinata洗剤>との取り組みがスタートしました。
使用後の漁網をアップサイクル。環境と地域を守る天洋丸の<網エコたわし>
新しい素材を極力使わず、長く愛用できるものをお届けしたい。そんな私たちの想いに重なったのが<網エコたわし>です。スタッフ自ら半年以上使い続けたことで、その強い耐久性や速乾性に強い魅力を感じ、靴洗いとして正式に販売をスタートしました。
製造しているのは、長崎県雲仙市で漁業を営む株式会社天洋丸。橘湾で中型まき網漁を行い、煮干しの原料となるカタクチイワシや、サバの養殖やタコ壺漁など多岐にわたる漁業を展開しています。カタクチイワシ漁に使う網は450メートルにも及び、フグにかじられて穴が空いてしまうこともあるそうです。補修を重ねてついに使えなくなった漁網を廃棄せず、カット・洗浄・乾燥して生まれ変わらせたのが<網エコたわし>です。現在は全国に年間1万6千個を出荷。2021年には長崎県のデザインアワードの対象を受賞しました。

「色んな方々から評価はいただいていますが、ここ数年は漁獲量がすごく落ちていて、主力のカタクチイワシが全然取れずに壊滅状態なんです。経営的にも、漁業である程度漁獲がないと大変な状況ではありますが、長い目で見ると、目先の利益だけを追うだけじゃなくて、将来を見越した取り組みをしていかないと長く続けることはできないんじゃないかと思ったんです」(代表取締役 竹下千代太さん)
株式会社天洋丸 代表取締役 竹下千代太さん
1947年から代々営まれてきた天洋丸を引き継いだ竹下さんは、<網エコたわし> をはじめ、「漁業を体験することで、人生の目標を見つける手助けができたら」と <1年漁師> 制度をスタート。全国から候補者を受け入れることで、漁業の魅力とともに地域の魅力を知ってもらうきっかけになれば、と考えているとか。ほかにも、郷土料理を手軽に取り入れられるように加工した<じてんしゃ飯の素>の開発・販売など、10年ほど前から様々なアイデアを実行してきました。
知識欲を刺激し、収穫時には大きな高揚感をもたらす漁業の魅力に深く惹かれ、”面白くて仕方がないからこそ、漁業就業者を増やしたい”。そしてそれが結果として地域全体の活性化へと繋がると信じて、奮闘されています。
「漁業が衰退すると関連産業も衰退してしまう。関連産業が衰退すると生活もしにくくなり、生活しにくいと若者が出ていき、やがて町自体がなくなってしまう。観光関係やいろいろな領域と連携して、子供たちの代も町全体が残るように、という思いで仕事をしていかければと危機感を持ちながらやっています」

大手水産会社からUターンしたことで、改めて地方の漁業がいかに街や地域の暮らしに密接しているかを実感したという竹下さん。ものを大切にし、地域を守る気持ちの詰まっている天洋丸の<網エコたわし>は、お好みの大きさにカットして使用するのもおすすめ。靴を洗いながら、竹下さんたちの想いや海の大切さ、守るべき自然や地方の素晴らしさに心を寄せてもらえることを願っています。
網エコたわし 440円(税込)
Öffen公式ウェブショップで購入🔗
すすぎ不要!微生物で油を分解する植物由来の<伊都の国洗剤hinata>

福岡店オープンにあたり、環境により配慮し、福岡の人たちとの関わりをより深められたらという思いで選んだのは環境活動家のお2人が量り売り販売をしている<hinata洗剤>。

海洋タンカーの事故処理研究から生まれた基材をもとに、生分解性100%でありながら、すすぎ不要で抗菌性を持つという魔法のような洗剤の存在を知りました。界面活性剤は一般的な洗剤の7分の1の使用、柔軟剤が不要で、アレルギーテストでも反応はゼロ。何より、彼らの謳う「排水口は、小さな海」「できるだけプラスチックごみを出さない」という理念に共感して、取り組みがスタートしました。
ひなた洗剤 園田克彦さん(かっちゃん)と園田みどりさん(みどやん)
本名よりも「ひなたさん」と呼ばれることのほうがしっくり来る、というのはひなた洗剤の製造・販売を行う環境活動家の園田克彦さん(かっちゃん)と園田みどりさん(みどやん)。開発元「有限会社がんこ本舗」がもつ「油汚れや洗浄成分自体を、環境に負荷をかけることなく自然に還す独自の技術」を使用し、自社で蒸留した精油を加えた糸島オリジナルの製品を製造。現在は、福岡県を中心に全国103カ所で販売されています。
また、hinata洗剤は家庭用に留まらず、創業66年を迎える糸島市内のクリーニング工場では、病院の入院患者や介護施設利用者など、1日あたり2000人分の衣類の洗濯に採用され、すすぎの回数を減らすことで、水や電気・ガスの使用量削減、労働時間の短縮にもつながっています。

微生物分解する基材を作るきっかけは、1997年に福井県沖で起きたロシアのタンカーによる座礁事故。海の生態系が壊滅状態になった時に採用された科学技術を、がんこ本舗を営む発明家、木村正宏(きむちん)さんが発展させたものです。
「2006年頃からきむちんを手伝っていたんです。2011年の震災の後、移住したことをきっかけに福岡で展開を始めることになりました。汚れの再付着防止や水と油の可溶化など、少しずつ改良されている基材をベースに、hinata洗剤には、地元で取れたスギやヒノキの精油を入れています」(かっちゃん)

「もともとアロマテラピーを学んでいたこともあり、抗菌や殺菌効果など精油の保つ効果への知見がありました。精油は水や油よりも分子が小さいので、繊維の空洞に入り込み、汚れを掻き出してくれるんです。混ぜている精油は、糸島の製材所からおがくずを譲り受けて、自分で蒸留しています。切りたてのおがくずだとたくさん取れるんですが、同じ量でも少ししか採れないこともあるんです」(みどやん)

目指すのは、豊かな自然を次世代に残す事。その為には、日々の地道な行動が大切。食事の後の食器の汚れを水で流す前に紙でふき取る。「水の使用量と排水口に流すものをできるだけ減らす」習慣の普及も、重要な取り組みとして推奨しています。
地域の力で海や自然を守る彼らとのつながりをきっかけに、街や都市の暮らしと循環した持続性の高いライフスタイルが、より豊かな未来へと紡いでいくことを願っています。
Information

今回ご紹介した網エコたわしとhinata洗剤はÖffen 直営店・Öffen 公式ウェブショップでお買い求めが可能です。
網エコたわし 440円(税込)
Öffen公式ウェブショップで購入🔗
<お取り扱い店舗>
・Öffen the House 代官山店
・Öffen Kitano House 北野店
・Öffen 西宮阪急店
・Öffen 玉川髙島屋店S•C店
・Öffen 福岡天神店
・Öffen 公式ウェブショップ
*Öffen 西宮阪急店は量り売りに対応しておりません。Öffen Bottle hinata 洗剤( 100ml入り / 1,400円)のみお取り扱いしております。また、Öffen公式ウェブショップは網エコたわしのみ販売しております。
hinata洗剤の購入方法は下記をご確認ください。
hinata洗剤はゼロウェイストな暮らしを推奨する一環として、量り売りで販売しております。店頭で販売しているガラス素材の容器2種類をご購入いただき、ご希望の容量をスタッフがボトリングいたします。お客様のボトル持ち込みも大歓迎しております。
Öffenロゴ入りボトル(100ml / 820円 )
hinataオリジナルボトル(200ml / 1,650円 )
量り売りの容量は10ml、50ml、100ml、200mlの単位から選択が可能です。(10ml / 58円)お客様のボトル持ち込みの場合は10mlまたは50ml単位で販売しております。
*価格表記は全て税込表示です。
Öffen Journal Editorial Team
text: YUKA SONE SATO (LITTLE LIGHTS)
オッフェンの靴は「洗えます」とお客さまへお伝えすると「嬉しい!」「助かる!」「白の靴が履ける!」などお声をいただきます。オッフェンの靴に使用している耐久性に優れた再生ポリエステル糸は、繰り返し洗浄しても形が崩れにくく、きれいな状態と快適な履き心地が長持ちします。汚れたら捨てるではなく、長く愛用していただくためにも定期的な洗浄を推奨しています。
海や水の環境配慮に対して私達も考えなければなりません。そこで出会った、地球にやさしい<網エコたわし>と<hinata洗剤>との取り組みがスタートしました。
使用後の漁網をアップサイクル。環境と地域を守る天洋丸の<網エコたわし>
新しい素材を極力使わず、長く愛用できるものをお届けしたい。そんな私たちの想いに重なったのが<網エコたわし>です。スタッフ自ら半年以上使い続けたことで、その強い耐久性や速乾性に強い魅力を感じ、靴洗いとして正式に販売をスタートしました。
製造しているのは、長崎県雲仙市で漁業を営む株式会社天洋丸。橘湾で中型まき網漁を行い、煮干しの原料となるカタクチイワシや、サバの養殖やタコ壺漁など多岐にわたる漁業を展開しています。カタクチイワシ漁に使う網は450メートルにも及び、フグにかじられて穴が空いてしまうこともあるそうです。補修を重ねてついに使えなくなった漁網を廃棄せず、カット・洗浄・乾燥して生まれ変わらせたのが<網エコたわし>です。現在は全国に年間1万6千個を出荷。2021年には長崎県のデザインアワードの対象を受賞しました。
「色んな方々から評価はいただいていますが、ここ数年は漁獲量がすごく落ちていて、主力のカタクチイワシが全然取れずに壊滅状態なんです。経営的にも、漁業である程度漁獲がないと大変な状況ではありますが、長い目で見ると、目先の利益だけを追うだけじゃなくて、将来を見越した取り組みをしていかないと長く続けることはできないんじゃないかと思ったんです」(代表取締役 竹下千代太さん)

株式会社天洋丸 代表取締役 竹下千代太さん
1947年から代々営まれてきた天洋丸を引き継いだ竹下さんは、<網エコたわし> をはじめ、「漁業を体験することで、人生の目標を見つける手助けができたら」と <1年漁師> 制度をスタート。全国から候補者を受け入れることで、漁業の魅力とともに地域の魅力を知ってもらうきっかけになれば、と考えているとか。ほかにも、郷土料理を手軽に取り入れられるように加工した<じてんしゃ飯の素>の開発・販売など、10年ほど前から様々なアイデアを実行してきました。
知識欲を刺激し、収穫時には大きな高揚感をもたらす漁業の魅力に深く惹かれ、”面白くて仕方がないからこそ、漁業就業者を増やしたい”。そしてそれが結果として地域全体の活性化へと繋がると信じて、奮闘されています。
「漁業が衰退すると関連産業も衰退してしまう。関連産業が衰退すると生活もしにくくなり、生活しにくいと若者が出ていき、やがて町自体がなくなってしまう。観光関係やいろいろな領域と連携して、子供たちの代も町全体が残るように、という思いで仕事をしていかければと危機感を持ちながらやっています」
大手水産会社からUターンしたことで、改めて地方の漁業がいかに街や地域の暮らしに密接しているかを実感したという竹下さん。ものを大切にし、地域を守る気持ちの詰まっている天洋丸の<網エコたわし>は、お好みの大きさにカットして使用するのもおすすめ。靴を洗いながら、竹下さんたちの想いや海の大切さ、守るべき自然や地方の素晴らしさに心を寄せてもらえることを願っています。
網エコたわし 440円(税込)
Öffen公式ウェブショップで購入🔗
すすぎ不要!微生物で油を分解する植物由来の<伊都の国洗剤hinata>
福岡店オープンにあたり、環境により配慮し、福岡の人たちとの関わりをより深められたらという思いで選んだのは環境活動家のお2人が量り売り販売をしている<hinata洗剤>。
海洋タンカーの事故処理研究から生まれた基材をもとに、生分解性100%でありながら、すすぎ不要で抗菌性を持つという魔法のような洗剤の存在を知りました。界面活性剤は一般的な洗剤の7分の1の使用、柔軟剤が不要で、アレルギーテストでも反応はゼロ。何より、彼らの謳う「排水口は、小さな海」「できるだけプラスチックごみを出さない」という理念に共感して、取り組みがスタートしました。

ひなた洗剤 園田克彦さん(かっちゃん)と園田みどりさん(みどやん)
本名よりも「ひなたさん」と呼ばれることのほうがしっくり来る、というのはひなた洗剤の製造・販売を行う環境活動家の園田克彦さん(かっちゃん)と園田みどりさん(みどやん)。開発元「有限会社がんこ本舗」がもつ「油汚れや洗浄成分自体を、環境に負荷をかけることなく自然に還す独自の技術」を使用し、自社で蒸留した精油を加えた糸島オリジナルの製品を製造。現在は、福岡県を中心に全国103カ所で販売されています。
また、hinata洗剤は家庭用に留まらず、創業66年を迎える糸島市内のクリーニング工場では、病院の入院患者や介護施設利用者など、1日あたり2000人分の衣類の洗濯に採用され、すすぎの回数を減らすことで、水や電気・ガスの使用量削減、労働時間の短縮にもつながっています。
微生物分解する基材を作るきっかけは、1997年に福井県沖で起きたロシアのタンカーによる座礁事故。海の生態系が壊滅状態になった時に採用された科学技術を、がんこ本舗を営む発明家、木村正宏(きむちん)さんが発展させたものです。
「2006年頃からきむちんを手伝っていたんです。2011年の震災の後、移住したことをきっかけに福岡で展開を始めることになりました。汚れの再付着防止や水と油の可溶化など、少しずつ改良されている基材をベースに、hinata洗剤には、地元で取れたスギやヒノキの精油を入れています」(かっちゃん)
「もともとアロマテラピーを学んでいたこともあり、抗菌や殺菌効果など精油の保つ効果への知見がありました。精油は水や油よりも分子が小さいので、繊維の空洞に入り込み、汚れを掻き出してくれるんです。混ぜている精油は、糸島の製材所からおがくずを譲り受けて、自分で蒸留しています。切りたてのおがくずだとたくさん取れるんですが、同じ量でも少ししか採れないこともあるんです」(みどやん)
目指すのは、豊かな自然を次世代に残す事。その為には、日々の地道な行動が大切。食事の後の食器の汚れを水で流す前に紙でふき取る。「水の使用量と排水口に流すものをできるだけ減らす」習慣の普及も、重要な取り組みとして推奨しています。
地域の力で海や自然を守る彼らとのつながりをきっかけに、街や都市の暮らしと循環した持続性の高いライフスタイルが、より豊かな未来へと紡いでいくことを願っています。
Information
今回ご紹介した網エコたわしとhinata洗剤はÖffen 直営店・Öffen 公式ウェブショップでお買い求めが可能です。
網エコたわし 440円(税込)
Öffen公式ウェブショップで購入🔗
<お取り扱い店舗>
・Öffen the House 代官山店
・Öffen Kitano House 北野店
・Öffen 西宮阪急店
・Öffen 玉川髙島屋店S•C店
・Öffen 福岡天神店
・Öffen 公式ウェブショップ
*Öffen 西宮阪急店は量り売りに対応しておりません。Öffen Bottle hinata 洗剤( 100ml入り / 1,400円)のみお取り扱いしております。また、Öffen公式ウェブショップは網エコたわしのみ販売しております。
hinata洗剤の購入方法は下記をご確認ください。
hinata洗剤はゼロウェイストな暮らしを推奨する一環として、量り売りで販売しております。店頭で販売しているガラス素材の容器2種類をご購入いただき、ご希望の容量をスタッフがボトリングいたします。お客様のボトル持ち込みも大歓迎しております。
Öffenロゴ入りボトル(100ml / 820円 )
hinataオリジナルボトル(200ml / 1,650円 )
量り売りの容量は10ml、50ml、100ml、200mlの単位から選択が可能です。(10ml / 58円)お客様のボトル持ち込みの場合は10mlまたは50ml単位で販売しております。
*価格表記は全て税込表示です。
Öffen Journal Editorial Team
text: YUKA SONE SATO (LITTLE LIGHTS)