大丸神戸店は酒樽が什器。地域と育てる神戸の街づくり

2025年9月3日に神戸に2店舗目の直営店となる「オッフェン大丸神戸店 」をオープンしました。地域とのつながりや、その土地の文化を尊重しながら、ゴミを出さずに資源を活用していく仕組みをゼロから考え、取り組んでいる私たち。今回は、数多くの酒蔵を抱え『日本一の酒どころ』と呼ばれる神戸の風土にちなんで、菊正宗酒造さんとの什器開発を敢行しました。豊かな山と海、そして異国情緒溢れる街、神戸をより魅力的な街にするべく、オッフェンは今日も邁進しています。
直営店である北野店から約1400m。歩いて約20分の距離に位置する新しい大丸神戸店は、神戸の人たちにとってファッションの中心的存在であり、お買い物文化を支える大切なエリア。徒歩5分圏内のハーバーを望む昔ながらの旧居留地には、世界的なラグジュアリーブランドが軒を連ね、外国人や観光客の往来で賑わっています。デビュー当時からポップアップは何度かさせていただいていて、馴染みのあるところでの出店となり、とても感慨深いものがあるのです。
私たちのお店づくりはいつも「新しい資材はなるべく使わない」ことが大前提。さらに、地域に根ざした文化と繋がる仕組みを模索しています。今回はお酒が有名な「灘五郷」の酒蔵、菊正宗様の樽の板を使わせていただけないかと考えました。大手の酒蔵会社さんが、5坪ほどの小さなお店の相談に乗ってくれるかしらと不安でした。しかし、お話しに行くと嘉納社長ご夫妻がすごく真剣に話を聞いてくださったんです。
唄をうたい、時を刻む。五感を研ぎ澄ませた酒造り
昔は大きな酒樽の中で、酒母を作るためにかき混ぜる際、歌をうたっていたそうです。そのリズムと歌の節を時計代わりにして、湿度などで変わる作業時間を見極めていたとか。昔ながらのお酒造りのおもしろい話をいろいろ聞かせていただきました。そして、驚いたのは「樽酒」に使う樽を神戸の魚崎にある自社工場で作っていらっしゃったこと。もともと作っていた会社が廃業すると聞き、菊正宗さんがそのまま技術を継承されたそうで、工場の一角で樽作りを拝見しました。吉野の杉だけを使って、クギや糊を使わず、手作業で行われているんです。さらに、お酒の元となる生酛(きもと)を作る木樽には、20年以上前に分離したものと同じ「菊正宗」の味の元となる菌が生きているとか。この美味しさは、吉野杉のちからと丁寧に木樽を組み立て、じっくりと酒を作っていく職人さんたちの素晴らしい技術の賜物なのだと実感しました。
もともと木を捨てず、小さく裁断して肥料にするなど、リサイクルを長年きちんとされていた菊正宗さん。什器へと再活用する話をすると「自分たちが使っていたものが什器として生まれ変わるなら楽しみ」と賛同してくださった。 お酒を入れ替えてすぐに出た樽の板、その“二次使用”のものをいただき、いつものヴィンテージ家具と組み合わせました。お店が完成すると、嘉納社長も見に来てくださり「どこに使っているかわからないぐらい馴染みすぎていてびっくりした」と、ものすごく感動されていました。
「弊社も同じく神戸に根差す企業として、長年培った『発酵技術』を核とし、豊かで健やかな暮らしに貢献することを使命としております。また、自然の恵みを活かし、環境と調和した酒造りを大切にしており、日本酒そのものがサステナブルな文化であると考えております。御社(株式会社Norms)が掲げるサステナブルな理念、そして神戸の地域性を活かした価値創造への姿勢に深く共鳴いたしました。今回、樽酒に使用された吉野杉の樽材が神戸の新しい店舗空間に生まれ変わることは、資源の有効活用・地域文化の継承という観点からも非常に意義深いと感じております)」(菊正宗酒造株式会社様)※PRTIMESより
山と海が近い神戸。山側の北野店はインバウンドや観光の方も多く、海側の大丸神戸店は港に近くてお買い物意欲の高い方が集まるおしゃれな街並みが特徴です。神戸は「靴の街」とも言われていて、長田(ながた)という地区に靴の工場が集積しています。そんな土地柄を考慮してか、大丸神戸さんは昔から1階のフロアにシューズ売り場を展開しています。全国の百貨店でも、珍しいレイアウトなのです。

そんな大丸神戸1階の「元町シューズテラス」エリアで展開するオッフェンの品揃えは約7割。メンズのラインナップがやや少ないですが、「駅に近くて便利」「行きやすくなって嬉しい」というお声をいただいています。お客様の中には、大丸店でご覧になって「メンズも少し見たい」と、北野のお店に移動してくださる方や、「大丸で買ったのをきっかけに、本店も行ってみたい」と言ってくださる方も。すごく良い相乗効果が生まれています。
地元の神戸は愛着がありますし、もっと神戸のお客様に知っていただきたい。これからは北野のお店ならではの新しい取り組みも進める予定です。 大丸神戸店でのお買い物の後に、北野のお店でゆっくりしてもらう、そういう流れを「神戸のお散歩コース」としてオッフェンが作れたらいいなと。神戸の街を満喫してもらえるような、「きっかけ作り」をしていきたいです。
オッフェン プロデューサー 日坂さとみ
information
Öffen 大丸神戸店
〒650-0037 兵庫県神戸市中央区明石町40 大丸神戸店1階元町シューズテラス
営業時間: 10:00~20:00
TEL: 078-954-9988
神戸に来たらエシカルなお店に立ち寄ってみよう!
私たちがおすすめするショップをGoogleマップにまとめました。
🔗 Öffen the travel guide– Kobe Walkをチェックする
🔗 Öffen直営店のショップリストはこちらから
Öffen Journal Editorial Team
text: YUKA SONE SATO (LITTLE LIGHTS)

2025年9月3日に神戸に2店舗目の直営店となる「オッフェン大丸神戸店 」をオープンしました。地域とのつながりや、その土地の文化を尊重しながら、ゴミを出さずに資源を活用していく仕組みをゼロから考え、取り組んでいる私たち。今回は、数多くの酒蔵を抱え『日本一の酒どころ』と呼ばれる神戸の風土にちなんで、菊正宗酒造さんとの什器開発を敢行しました。豊かな山と海、そして異国情緒溢れる街、神戸をより魅力的な街にするべく、オッフェンは今日も邁進しています。
直営店である北野店から約1400m。歩いて約20分の距離に位置する新しい大丸神戸店は、神戸の人たちにとってファッションの中心的存在であり、お買い物文化を支える大切なエリア。徒歩5分圏内のハーバーを望む昔ながらの旧居留地には、世界的なラグジュアリーブランドが軒を連ね、外国人や観光客の往来で賑わっています。デビュー当時からポップアップは何度かさせていただいていて、馴染みのあるところでの出店となり、とても感慨深いものがあるのです。
私たちのお店づくりはいつも「新しい資材はなるべく使わない」ことが大前提。さらに、地域に根ざした文化と繋がる仕組みを模索しています。今回はお酒が有名な「灘五郷」の酒蔵、菊正宗様の樽の板を使わせていただけないかと考えました。大手の酒蔵会社さんが、5坪ほどの小さなお店の相談に乗ってくれるかしらと不安でした。しかし、お話しに行くと嘉納社長ご夫妻がすごく真剣に話を聞いてくださったんです。
唄をうたい、時を刻む。五感を研ぎ澄ませた酒造り
昔は大きな酒樽の中で、酒母を作るためにかき混ぜる際、歌をうたっていたそうです。そのリズムと歌の節を時計代わりにして、湿度などで変わる作業時間を見極めていたとか。昔ながらのお酒造りのおもしろい話をいろいろ聞かせていただきました。そして、驚いたのは「樽酒」に使う樽を神戸の魚崎にある自社工場で作っていらっしゃったこと。もともと作っていた会社が廃業すると聞き、菊正宗さんがそのまま技術を継承されたそうで、工場の一角で樽作りを拝見しました。吉野の杉だけを使って、クギや糊を使わず、手作業で行われているんです。さらに、お酒の元となる生酛(きもと)を作る木樽には、20年以上前に分離したものと同じ「菊正宗」の味の元となる菌が生きているとか。この美味しさは、吉野杉のちからと丁寧に木樽を組み立て、じっくりと酒を作っていく職人さんたちの素晴らしい技術の賜物なのだと実感しました。
もともと木を捨てず、小さく裁断して肥料にするなど、リサイクルを長年きちんとされていた菊正宗さん。什器へと再活用する話をすると「自分たちが使っていたものが什器として生まれ変わるなら楽しみ」と賛同してくださった。 お酒を入れ替えてすぐに出た樽の板、その“二次使用”のものをいただき、いつものヴィンテージ家具と組み合わせました。お店が完成すると、嘉納社長も見に来てくださり「どこに使っているかわからないぐらい馴染みすぎていてびっくりした」と、ものすごく感動されていました。
「弊社も同じく神戸に根差す企業として、長年培った『発酵技術』を核とし、豊かで健やかな暮らしに貢献することを使命としております。また、自然の恵みを活かし、環境と調和した酒造りを大切にしており、日本酒そのものがサステナブルな文化であると考えております。御社(株式会社Norms)が掲げるサステナブルな理念、そして神戸の地域性を活かした価値創造への姿勢に深く共鳴いたしました。今回、樽酒に使用された吉野杉の樽材が神戸の新しい店舗空間に生まれ変わることは、資源の有効活用・地域文化の継承という観点からも非常に意義深いと感じております)」(菊正宗酒造株式会社様)※PRTIMESより
山と海が近い神戸。山側の北野店はインバウンドや観光の方も多く、海側の大丸神戸店は港に近くてお買い物意欲の高い方が集まるおしゃれな街並みが特徴です。神戸は「靴の街」とも言われていて、長田(ながた)という地区に靴の工場が集積しています。そんな土地柄を考慮してか、大丸神戸さんは昔から1階のフロアにシューズ売り場を展開しています。全国の百貨店でも、珍しいレイアウトなのです。

そんな大丸神戸1階の「元町シューズテラス」エリアで展開するオッフェンの品揃えは約7割。メンズのラインナップがやや少ないですが、「駅に近くて便利」「行きやすくなって嬉しい」というお声をいただいています。お客様の中には、大丸店でご覧になって「メンズも少し見たい」と、北野のお店に移動してくださる方や、「大丸で買ったのをきっかけに、本店も行ってみたい」と言ってくださる方も。すごく良い相乗効果が生まれています。
地元の神戸は愛着がありますし、もっと神戸のお客様に知っていただきたい。これからは北野のお店ならではの新しい取り組みも進める予定です。 大丸神戸店でのお買い物の後に、北野のお店でゆっくりしてもらう、そういう流れを「神戸のお散歩コース」としてオッフェンが作れたらいいなと。神戸の街を満喫してもらえるような、「きっかけ作り」をしていきたいです。
オッフェン プロデューサー 日坂さとみ
information
Öffen 大丸神戸店
〒650-0037 兵庫県神戸市中央区明石町40 大丸神戸店1階元町シューズテラス
営業時間: 10:00~20:00
TEL: 078-954-9988
神戸に来たらエシカルなお店に立ち寄ってみよう!
私たちがおすすめするショップをGoogleマップにまとめました。
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Öffen Journal Editorial Team
text: YUKA SONE SATO (LITTLE LIGHTS)