Öffen Book Club 浅本 充が出会った一冊「パリでお昼ごはん」

本に包まれる秋のひとときを、Öffen the House 代官山店で。
10月10日の「本の日」にあわせて、「Öffen Book Club」がスタートします。会場では、BOOK SELECTORが選んだ「人生をつくった一冊」の展示や、Öffenとともにセレクトしたアイテムの販売、さらには誰かにバトンパスしたくなる本の交換会や、開けるまで中身がわからない「Öffen Blind Book」など、本と人をつなぐ企画が並びます。休日にはTHE YOMOGI STANDの発酵よもぎドリンクを片手に、リラックスしながら楽しめる特別な時間も。
本記事では、BOOK SELECTORのひとり・浅本 充さんが出会った「人生をつくった一冊」についてお話を伺いました。

人生をつくった一冊は?
「パリでお昼ごはん」著者:稲葉由紀子
この本にまつわるエピソードを教えて。
フランス映画や文化が好きで、10代後半には FIGARO を愛読していました。中でも稲葉由紀子さんが連載されていた「パリでお昼ごはん」が大好きで、記事をコラージュしてファイルしていたほどです。まだSNSもなく、インターネットさえほとんど普及していなかった時代に、パリ在住の方による最新の食事情がリアルに描かれたページを読みながら、パリへの憧れを膨らませていました。 連載では、パリの人々が日常的に通う定食屋やレストランが、手描きの最寄り駅入り地図(これがまた素敵なんです)とともに紹介され、住所や電話番号、予算までしっかり書かれていました。その連載をまとめた書籍が FIGARO BOOKS から出版され、この本こそが僕をフランスへ連れて行ってくれた大切な一冊です。 その後は、旦那様である稲葉宏爾さんの『ガイドブックにない。パリ案内』や『新・パリでお昼ごはん』を片手に、初めて訪れたパリで「答え合わせ」をするように歩いた日々が、今でも大切な記憶として残っています。
VALUE BOOKの中古本サイトをチェック🔗
外部サイト:VALUE BOOKS Öffenライブラリーへ遷移します

素敵な空間!ここはどこ?
自宅の階段。
3フロアをつなぐその階段が大好きで、窓を開けて自然光が差し込む場所をブックシェルフに見立てて、お気に入りの本を積んでいます。休みの日の朝には、レコードを聴きながらマグカップにコーヒーを注ぎ、階段に腰掛けて本を読む――それが僕にとって大切なリトリートタイムです。秋は風が抜ける心地よい温度に包まれて、つい長い時間をここで過ごしてしまいます。
いつ、どんな時に本を読んでる?
夜は早く就寝してしまうので、本を読むのはもっぱら陽の光が差し込む時間。カフェや外で読むのも好きですが、やはり一番多いのは、のんびりと集中できる自宅の部屋での読書です。

Öffenの靴は履いてみてどう?
普段、仕事中は黒い服を着ることが多く、休みの日もさっと着られるナチュラルな服を好みます。今回選ばせてもらったシューズは、オンとオフの境目にちょうどいい心地よさがあって、毎日でも履けそうだと感じました。デザインも僕のスタイルに自然に馴染んでいます。
Thank you!
素敵なシェアをありがとう

10月10日から開催される「Öffen Book Club」では、浅本さんが大切にしてきた本を、みなさんにも手に取っていただける機会をご用意しました。本を通して思いをつなぎたい――そんな気持ちを込めて、浅本さんからメッセージをいただいています。一冊の本に込められた思いが、次の誰かへバトンパスされていく時間をぜひお楽しみください。

浅本さんからのメッセージ
「90年代から2000年代初頭の、パリの何気ない食堂の空気を、稲葉由紀子さんのウィットに富んだ文章とともに味わってほしい一冊です。僕が憧れたパリの街にあるレストランやカフェは、今ではほとんどが閉店し、値段表記もフランのまま。ガイドブックとしての機能はほとんどないけれど、受け継いでほしい大切な本です。本の中でしか存在しないけれど、そこには当時のパリの日常がぎゅっと詰まっていて、大切な文化が丁寧に描かれています。」
BOOK SELECTORをご紹介

BOOK SELECTOR
イベント当日には、BOOK SELECTORが選んだ「人生をつくった一冊」をご紹介する展示コーナーが登場します。本との出会いにまつわるストーリーや選書の背景は、Öffen公式サイトのJournal記事でもご紹介。会場とオンライン、両方で本の世界をお楽しみください。
浅本 充(左上)
株式会社unite代表取締役。ニューヨーク・ブルックリンでの経験を経て「自由が丘ベイクショップ」をディレクション。SATURDAYS NYCやagnes bなど国内外ブランドの飲食部門を手がけ、ライフスタイルに食の視点を重ねています。
水谷 優里(右上)
Tamituブランドディレクター。養蜂家の家に生まれ、バレエダンサーとして国内外で活動したのち、家業に参画。2021年に「Tamitu」を立ち上げ、現代のライフスタイルに合う新しいはちみつのあり方を提案しています。
YENABELL(左下)
ニューヨークでジュエリーブランドを立ち上げ、その後フレグランスラインへ展開。精油やボタニカル原料を用いたスカルプチュアルなキャンドルや香りのクリエーションを行っています。現在は日本を拠点に活動を広げています。
川端 奈那(右下)
素材と人をつなぐTOCA Inc.代表。日々クレイに向き合い、塗り、混ぜ、語ることでセルフケアの文化を広げています。自然素材の力を生活に取り入れる発想を、ブックセレクションにも反映してくれます。
Öffenプロデューサー日坂、
エシカルディレクター深本がおすすめする本を見る
外部サイト:VALUE BOOKS Öffenライブラリーへ遷移します
Information

Öffen the House代官山店では、10月10日は「本の日」に合わせて「Öffen Book Club」イベントを開催。誰かにバトンパスしたくなる本の交換会や、各分野で活躍するブックセレクターによる「人生をつくった一冊」展示コーナーなど、本を通して「こころに、余白を。」を体感できる企画をご用意しております。
Öffen Book Club
期間:2025年10月10日(金)〜10月23日(木)
場所:Öffen the House 代官山店
営業時間:11:00-19:30
TEL:03-6433-7950
Direction & Interviewer: Mai Shiratori
本に包まれる秋のひとときを、Öffen the House 代官山店で。
10月10日の「本の日」にあわせて、「Öffen Book Club」がスタートします。会場では、BOOK SELECTORが選んだ「人生をつくった一冊」の展示や、Öffenとともにセレクトしたアイテムの販売、さらには誰かにバトンパスしたくなる本の交換会や、開けるまで中身がわからない「Öffen Blind Book」など、本と人をつなぐ企画が並びます。休日にはTHE YOMOGI STANDの発酵よもぎドリンクを片手に、リラックスしながら楽しめる特別な時間も。
本記事では、BOOK SELECTORのひとり・浅本 充さんが出会った「人生をつくった一冊」についてお話を伺いました。
人生をつくった一冊は?
「パリでお昼ごはん」著者:稲葉由紀子
この本にまつわるエピソードを教えて。
フランス映画や文化が好きで、10代後半には FIGARO を愛読していました。中でも稲葉由紀子さんが連載されていた「パリでお昼ごはん」が大好きで、記事をコラージュしてファイルしていたほどです。まだSNSもなく、インターネットさえほとんど普及していなかった時代に、パリ在住の方による最新の食事情がリアルに描かれたページを読みながら、パリへの憧れを膨らませていました。 連載では、パリの人々が日常的に通う定食屋やレストランが、手描きの最寄り駅入り地図(これがまた素敵なんです)とともに紹介され、住所や電話番号、予算までしっかり書かれていました。その連載をまとめた書籍が FIGARO BOOKS から出版され、この本こそが僕をフランスへ連れて行ってくれた大切な一冊です。 その後は、旦那様である稲葉宏爾さんの『ガイドブックにない。パリ案内』や『新・パリでお昼ごはん』を片手に、初めて訪れたパリで「答え合わせ」をするように歩いた日々が、今でも大切な記憶として残っています。
VALUE BOOKの中古本サイトをチェック🔗
外部サイト:VALUE BOOKS Öffenライブラリーへ遷移します
素敵な空間!ここはどこ?
自宅の階段。
3フロアをつなぐその階段が大好きで、窓を開けて自然光が差し込む場所をブックシェルフに見立てて、お気に入りの本を積んでいます。休みの日の朝には、レコードを聴きながらマグカップにコーヒーを注ぎ、階段に腰掛けて本を読む――それが僕にとって大切なリトリートタイムです。秋は風が抜ける心地よい温度に包まれて、つい長い時間をここで過ごしてしまいます。
いつ、どんな時に本を読んでる?
夜は早く就寝してしまうので、本を読むのはもっぱら陽の光が差し込む時間。カフェや外で読むのも好きですが、やはり一番多いのは、のんびりと集中できる自宅の部屋での読書です。
Öffenの靴は履いてみてどう?
普段、仕事中は黒い服を着ることが多く、休みの日もさっと着られるナチュラルな服を好みます。今回選ばせてもらったシューズは、オンとオフの境目にちょうどいい心地よさがあって、毎日でも履けそうだと感じました。デザインも僕のスタイルに自然に馴染んでいます。
Thank you!
素敵なシェアをありがとう
10月10日から開催される「Öffen Book Club」では、浅本さんが大切にしてきた本を、みなさんにも手に取っていただける機会をご用意しました。本を通して思いをつなぎたい――そんな気持ちを込めて、浅本さんからメッセージをいただいています。一冊の本に込められた思いが、次の誰かへバトンパスされていく時間をぜひお楽しみください。
浅本さんからのメッセージ
「90年代から2000年代初頭の、パリの何気ない食堂の空気を、稲葉由紀子さんのウィットに富んだ文章とともに味わってほしい一冊です。僕が憧れたパリの街にあるレストランやカフェは、今ではほとんどが閉店し、値段表記もフランのまま。ガイドブックとしての機能はほとんどないけれど、受け継いでほしい大切な本です。本の中でしか存在しないけれど、そこには当時のパリの日常がぎゅっと詰まっていて、大切な文化が丁寧に描かれています。」
BOOK SELECTORをご紹介
BOOK SELECTOR
イベント当日には、BOOK SELECTORが選んだ「人生をつくった一冊」をご紹介する展示コーナーが登場します。本との出会いにまつわるストーリーや選書の背景は、Öffen公式サイトのJournal記事でもご紹介。会場とオンライン、両方で本の世界をお楽しみください。
浅本 充(左上)
株式会社unite代表取締役。ニューヨーク・ブルックリンでの経験を経て「自由が丘ベイクショップ」をディレクション。SATURDAYS NYCやagnes bなど国内外ブランドの飲食部門を手がけ、ライフスタイルに食の視点を重ねています。
水谷 優里(右上)
Tamituブランドディレクター。養蜂家の家に生まれ、バレエダンサーとして国内外で活動したのち、家業に参画。2021年に「Tamitu」を立ち上げ、現代のライフスタイルに合う新しいはちみつのあり方を提案しています。
YENABELL(左下)
ニューヨークでジュエリーブランドを立ち上げ、その後フレグランスラインへ展開。精油やボタニカル原料を用いたスカルプチュアルなキャンドルや香りのクリエーションを行っています。現在は日本を拠点に活動を広げています。
川端 奈那(右下)
素材と人をつなぐTOCA Inc.代表。日々クレイに向き合い、塗り、混ぜ、語ることでセルフケアの文化を広げています。自然素材の力を生活に取り入れる発想を、ブックセレクションにも反映してくれます。
Öffenプロデューサー日坂、
エシカルディレクター深本がおすすめする本を見る
外部サイト:VALUE BOOKS Öffenライブラリーへ遷移します
Information
Öffen the House代官山店では、10月10日は「本の日」に合わせて「Öffen Book Club」イベントを開催。誰かにバトンパスしたくなる本の交換会や、各分野で活躍するブックセレクターによる「人生をつくった一冊」展示コーナーなど、本を通して「こころに、余白を。」を体感できる企画をご用意しております。
Öffen Book Club
期間:2025年10月10日(金)〜10月23日(木)
場所:Öffen the House 代官山店
営業時間:11:00-19:30
TEL:03-6433-7950
Direction & Interviewer: Mai Shiratori